ステップ数を極める

えっステップ数カウントしますよね。しませんか?


ウォーターフォール開発ではアプリケーションのステップ数をカウントしたりすることがありますがいったい何故でしょう。アプリケーションのステップ数はそのアプリケーションを把握する上で無くてなならないものなんです。なぜステップ数は無くてはならないものなのでしょうか。


ウォーターフォール開発のほぼすべての指標がステップ数を元に成り立っているからです。


ここにあるアプリケーションがあるとします。情報が何も無ければアプリケーションの規模感を見た目だけで想像する事は困難ですよね。ではこのアプリケーションは20万ステップの実行行でできているとするとどうですか。なんとなくではありますが、アプリケーションの規模感が見えてくると思います。


でも単純に20万ステップといわれても普通の人にはどのくらいの規模なのかわからないですよね。では、もう一つ情報を足しましょう。一般的に1人でメンテナンスできるアプリケーションのステップ数は10万ステップと言われています。さてこの情報を知っていたとしたらどうでしょう。先ほどのアプリケーションは少なくとも2人いれば単純な保守作業は行える規模だということがわかりますね。ステップ数はわかっている人が見ればアプリケーションがどのような状態なのか見渡す事ができる魔法の数字なのです。


さらにステップ数は他の数字を組み合わせることで、アプリケーションの規模感のみならず、そのアプリケーションが十分にテストされているかや、そのアプリケーションにあとどのくらいバグが眠っているかも知る事ができます。


ステップ数すげーすげー。


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