テスト密度などの指標まとめ
結局皆さんテスト密度等の実際の数字が気になるところですよね。今まで出てきた数字をまとめてみます。指標の数字は実施している手順やテストケースの書き方等に大きく影響されるので一概にこれが正しいという数字はありません。しかしなにも手がかりや実績も無いという人もいらっしゃるかと思いますのでそのような場合は以下のような設定をおいてみるのも良いかもしれません。ちなみにKLOCはJavaがベースです。
- 開発期間
開発期間=工数^0.5
開発期間は平方根で求めます。たとえば9人月の作業は3人で3ヶ月です。
- 最大期間短縮率
最短開発期間=工数^0.5*0.75
短縮率は最大75%。これ以下の開発期間はデスマ高し。
- 工数割合
設計:実装・テスト 3:7
設計終了段階で既に4割くらい使ってしまっているとかなりデスマ率は高いと思うので機能を減らす等早めに手を打った方が得策かもしれません。
- ケース数
単体:150ケース/KLOC
結合:50ケース/KLOC
総合:20ケース/KLOC
単体テストケースは重複して同じ確認ポイントをカウントしないように注意。結合と総合の値は実績少なめです。やや多すぎる気もします。
- バグ密度
単体:6件/KLOC
結合:3件/KLOC
総合:1件/KLOC
リリース後「0.4件/KLOC」以下が目標です。
- 実装指摘
20件/KLOC
新人は40件前後。ベテランは10件以下。
- テスト指摘
単体:20件/KLOC
新人は40件前後。ベテランは10件以下。結合以降の実績がありません。
- 1人でメンテできるソースコードのステップ数
10万ステップ
言語はJavaを想定していますが他の言語でも大きくは変動しないと思います。
値のご利用は自己責任で。
JUASの調査やIPAがソフトウェア開発データ白書などにもっとさまざまな企業の統計値などが公開されているので、興味のある方は見てみると良いと思います。
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