JJUG CCC 2013 FallでJSFの話をしてきた
11月9日(土)に日本Javaユーザーグループ主催のクロスコミュニティカンファレンス 2013 Fall(JJUG CCC 2013 Fall)が開催されました。
今回も前回に引き続き、Call for Papersが実施されていたので、
JSFの内容で応募したら採用されたので登壇してきました。
思っていたよりも多くの方に来ていただき
JSFに少なからず興味を持ち始めてきた方も増えてきたんだなと思いました。
JSF普及活動の成果でしょうか。
登壇で使用したスライドです。
○スライドの補足
私が試した時はweb.xml記載しなくても動いた気がするんだけど
きしださんからやってみたら駄目だったといわれた。
idに「:」があるのでjQueryと相性悪いと書いたけど、キクタローさんが解決策書いてくれた。
http://kikutaro777.hatenablog.com/entry/2013/11/10/000606
JSFは用途を選べばかなり力を発揮するのですが、
昔のイメージが強くアンチユーザも多いので
その辺が払拭できたら良いなと思います。
以下、会場で頂いた質問への回答。
・JSF2.2で導入されたステートレスモードでパフォーマンスは改善するのか。
私が試した限りではステートレスモードのONとOFFで
ほとんどレスポンス速度は変わりませんでした。
・ JavaScriptゴリゴリ使いたいって人やステートフルが嫌いな人とかがいますがその場合JSFでどのように対応できますか
JavaScriptについては制限される部分もありますが、制限されない部分もあります。
JSFはコンポーネントという仕組みがあるので
JavaScrip+JAX-RSで作ったゴリゴリ動的なコンポーネントを
使う人はJavaScript知らなくても埋め込めば使えるみたいなこともできるので、
使い方次第ではおもしろいことができると思います。
ステートレスが好きな人への対応はなかなか難しくて(生理的に無理的なところがあり)
ステートレスモードはありますがそれにも限界があります。
JSFではステートフルだから劇的に作りやすいという部分もあってトレードオフだと思っています。
ステートレスで問題になるのは負荷分散があるからであって
複数サーバがある場合は問題になりますが、
サーバ1台しかないのにステートレスがっていうのはちょっと違うかなと思います。
昔は私もステートレス好きだったのでJSFの簡単さを知れば
心変わりすることもあるかもしれません。
・JSFはJavaScriptを使用していますか
実際JSFを使ってみるとわかりますが、ヘッダーでjsf.jsというファイルがロードされていてJSFで使用されるJavaScriptが記載されています。プレゼン資料でも触れていますが、一部仕様として提供されているJavaScriptのインターフェースもあるので、気になる方はソースなど読んでみると良いと思います。