情報の取捨選択

7月にもなると新人研修も終わりOJTとして
各部署へ新人が配属されてきます。


もちろん私がいる部署にも数名の新人が
配属されてきました。
新人はもちろんいろいろなことをまだ知らない為、
インストール方法や、コーディング方法等
わからないことがあると、WEBで情報を収集しようとしているのですが、
よく間違った情報を収集してくることがあります。


なぜかと思いよく観察していると、
検索上位に出てきたものを鵜呑みにしてしまう傾向があるようなのです。


そもそも間違った情報が検索条件の上位に出てくるのが
問題だと思いますが、最近、情報収集していると
私もそのようなことがよくあると感じています。


まず第一に技術のサイクルの速さが上げられます。
WEBの技術は、数年前の常識が今の非常識になっていることがあります。
経験があれば検索した結果に対してある程度優劣の判断ができるのですが、
経験が無いものが見ればどれが正しいものなのか
判断することが非常に困難です。
また、リンク率によるランキングの為か
古い情報がよく検索上位にあがってくることがあります。


第二にWEBの情報の蓄積の増大があげられます。
昔は古い情報は次々となくなり、ブラウザのブックマークの
ほとんどがリンク切れということもありました。
しかし最近では、ブログや掲示板など無料で
書き込めるWEBのスペースも増え、
書き込んだ情報が永続的に残ったままになっていることが
多いような気がします。
それによって古い情報がメンテナンスもされず永遠と公開された
ままになっているのです。


検索エンジンがもっと最適化されるべきだとも思いますが、
情報を発信する側も閲覧する側もそれを見越した上で
ある程度対策を打つべきではないかと感じます。


まず、情報を書く側としては記載日、バージョン等を明記するよう
気をつけなれければいけません。
できれば、その情報に対して新しい情報があれば、
追記を行うなど、ある程度メンテナンスを行う必要があると思います。


情報を探す側としては、
また、検索上部に出たものだけではなく、複数のサイトを確認する、
検索した情報を元に再度検索を行うなど
情報のフィルタリングをうまく行う必要があります。


最近の新人を見ると、
検索にうまくヒットする単語を選んだり
WEBアプリケーションを駆使していたりと、
WEBというものについて違和感無く適応できていることに
大変驚きを感じます。


もっと適切に情報のフィルタリングを行い、
情報の信憑性について慎重になってほしいと思います。