アジャイル開発がなぜ良いインターフェースに繋がるのか

最近アジャイル開発とウォータフォール開発を交互に行き来しているので、双方を比較する場面が多くあるのですが、アジャイルの優先順位順にアプリケーションを開発していくというプロセスがインターフェース設計に良い影響を与えているのだなと感じています。


ウォータフォール開発では必要な機能をすべて洗い出してから開発するので、多くのアプリケーションのインターフェースはよく使用する機能やあまり使わない機能も一律で並んでメニュー化されている事が多いと感じます。


逆にアジャイル開発では必要なものから開発していくので、一番使用する機能が前面に出てきてあまり使わない機能は階層の深いところに配置されることが多いと感じます。


どちらの方がシステム的に使いやすいのかというとやはりよく使用する機能へたどり着くパスが短い方が圧倒的に使いやすくなります。


ウォータフォールでもユーザの優先順位を意識したインターフェースが作れなくは無いと思いますが、優先順位をユーザがよくわかっていない場合も多く推測するにも限界があるように感じています。その点、自然と優先順位を考慮したインターフェース設計になるアジャイル開発は使いやすいシステムを作る上で大きなアドバンテージがあると思います。