JavaでSass(SCSS)やLESSを使う

NetBean7.4ではJava 8対応など大きな機能追加がされていますが、
その中でSass(SCSS)やLESSへの正式対応が行われています。
これで念願のJava EEでSCSSが使えるようになりました。
CSS書くのめんどくさいですからね。で、試してみました。


まずはSassのコンパイル環境が必要です。
Macだと既にRubyの環境が入っているので


sudo gem install sass


でインストール出来ると思います。
WindowsだとRubyInstaller(http://www.rubyinstaller.org/)でRubyをインストールしてから上記コマンドでOKです。


準備が終わったらまずはNetBeansのオプションでsassのパスを指定します。
オプション>その他>CSSプロセッサ
でsassのパスを指定します。検索すると簡単に指定出来ます。


f:id:den2sn:20131130005848p:plain


NetBeansインストール前にsassをインストールしていると事前にパスを解決してくれてるみたいです。


次にWebアプリケーションプロジェクトを作成したら
Webページ/resourcesにscssフォルダを作成して新規ファイルを作成します。


f:id:den2sn:20131130011206p:plain


HTML5カテゴリーにSassファイルとLESSファイルが追加されているので
Sassファイルを選択。


f:id:den2sn:20131130010056p:plain


Sassのファイル名と一緒に初回はSassのコンパイル設定も表示されます。
保存時にSassファイルをコンパイルにチェックして、
ウォッチフォルダの入力に「/resources/scss」出力に「/resources/css」を指定します。


f:id:den2sn:20131130010142p:plain


するとscssフォルダにscssファイルが作成されると同時に
コンパイルされたcssファイルがcssフォルダに出力されます。


f:id:den2sn:20131130010203p:plain


scssではもちろん補完も効きますし、
ファイルを書いて保存してみると


f:id:den2sn:20131130010252p:plain


こんな感じでcssファイルにも自動的に反映されます。


f:id:den2sn:20131130010336p:plain


sassのデバック用の記述が追加されているので
追加したくない場合はツール>オプションのCSSプリプロセッサの設定で
「追加削除の生成」のチェックを外すと


f:id:den2sn:20131130010425p:plain


出力されなくなります。


f:id:den2sn:20131130010444p:plain


SCSS対応をフレームワークとかではなくてIDEで対応するところが、いかにもJava流ですね。